2021/03/04 16:36




ドラム/ボーカルの Paige Stark を中心に、2011年にロサンゼルスで結成されたドリーム・ポップバンド、Tashaki Miyaki(タシャキ・ミヤキ)。当初ギターの Luke Paquin とのデュオとしてライブを行っていたそうですが、その後ベースが加入。一度のメンバーチェンジを経て今の三人体制で活動しています。ボーカルの Paige 自ら音源やMVのプロデュースも行っているそう。(ルーシーって呼ばれているみたいです。なんでだろ?)



音楽情報サイトで別のバンドの記事を読んでいたら、レスポンスで出てきてたまたま見つけたんですが、これが個人的に大当たり。バンド自体は長いことやってるのに全然知らなかった。メロウでスローテンポで、いわゆるドリーム・ポップサウンドに、サイケデリックや、シューゲイズの要素をうまく取り入れた音楽が心地いいです。どこかフォークやカントリーっぽい要素も含まれていて、Mazzy Star(マジー・スター)+ シューゲイズ みたいな感じだと勝手に解釈してます。Paige の声もすごくいい。”シューゲイズ=ノイズ“ でただうるさいみたいに思われがちなところもありますが、このバンドは全然平気。全然聴けます。



曲はもちろんなんですが、MVがめちゃめちゃいいです。映画見てるみたい。センス◎。音楽的には My Bloody Valentine(マイ・ブラッディ・ヴァレンタイン)とか Slowdive(スロウダイヴ)なんかが好きな方におすすめですが、映画好きな方にも是非おすすめしたいバンドです。よかったら一度MV観てみてください。  個人的なお気に入りは「Get it Right」です。年明けにリリースした「Gone」と「Castaway」もいい感じ。



それからバンド名の「Tashaki Miyake」ですが、日本の映画監督、三池崇史のミスリードから来ているみたいです。この辺もユーモアがあって面白い。(Machine gun etiquette → Michelle gun elephant みたいな笑)活動期間も長くて曲もすごくいいのに You Tube なんかの再生回数はびっくりするくらい少ないのが不思議です。日本でもシューゲイズやドリーム・ポップっぽいバンドがここ最近増えたイメージはあるものの、まだまだジャンル的には広く認知を得られていないのも事実。おそらくこれから先もこういった音楽が爆発的に流行ることは無いとは思うけど、それでももっと評価されていいバンドだと思います。 



ということで次回の Stash room(3/11)は彼らのアルバムで行こうと思います。チルな感じでゆったりやってますので、お時間ある方は遊びに来てください。いろいろとお話しできたらうれしいです。



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